身体への負担が少なく、メジャーな中高齢者向けの測定を11種目採用しています。

1. 10m歩行

歩行能力を測定する種目です。前後に1~3 mの予備路を設けた10 mの歩行路を準備します。アプリのストップウォッチ機能を使用して時間を記録します。

2. Timed up and go

立ち上がり・歩行・方向転換といった機能的移動能力を測定する種目です。椅子から立ち上がり、3m先の目標物をまわって再び椅子に座るまでの時間が記録されます。


3. 立ち上がり速度

脚の筋力を測定する種目です。椅子に座って両腕を胸の前で組み、スタートの合図で両膝が伸びるまでできる限り素早く立ち上がります。椅子から立ち上がる際の速度が記録されます。

4. はずみ運動

脚のバネを測定する種目です。両手を腰に当てスクワット動作を連続10回行います。結果は”はずみ指数”として速度が記録されます。


5. 握力

シニアクオリティ―測定方法 5.握力

前腕の筋力を測定する種目です。握力計を準備します。両足を自然に開き身体や衣服に触れないようにしながら、握力計を力いっぱい握ります。左右の結果を手入力すると、良い方の結果が記録されます。

6. 重心バランス

静的なバランス能力を測定する種目です。スマートフォンを背中側の位置に装着します。素足になり両足をそろえて静止します。30秒間に重心が移動した距離が記録されます。


7. 開眼片足立ち

静的なバランス能力を測定する種目です。素足になり両手を腰にあて片足立ちをし、バランスをとります。最長120秒でバランスを崩すまでの時間が記録されます。

8. ファンクショナルリーチテスト

シニアクオリティ―測定方法 8. ファンクショナルリーチテスト

動的なバランス能力を測定する種目です。メジャー、目印用テープを準備します。両足を腰幅に広げ、利き手を握りこぶしの高さと足の位置を変えずに腕を前に伸ばします。最も伸びた位置までの距離を手入力します。


9. 長座体前屈

シニアクオリティ―測定方法 9. 長座体前屈

柔軟性を測定する種目です。測定器及びメジャーを準備します。壁に背中とお尻をぴったりとつけて、まっすぐ前方にできるだけ遠くまで滑らせます。最大に前屈した距離を手入力します。

10. ステッピングテスト

敏捷性(素早さ)を測定する種目です。両足を肩幅に開き、合図とともに5秒間に出来るだけ速くその場で足踏みをします。足踏みした回数が記録となります。


11. リアクションタイム

反射能力を測定する種目です。両手でスマートフォンを持ち、合図に反応して素早く動かします。最も良いタイムと悪いタイムを除いた3回の平均値が記録されます。

12. 歩行チェック(ライフチェック)

シニアクオリティ―測定方法 12. 歩行チェック(ライフチェック)

歩行の左右バランスチェックを測定するライフチェックです。素足になり、右足から歩行します。「15歩」歩くと自動で終了します。アプリ画面に表示される結果は左右バランスのうち右を表示します。音声は「左右のバランス」「左右の周期バランス」「左右の加速度(m/秒^2)」を読み上げます。体力チェックシートには左右のバランスが入力されます。 ※バランス:足の着地時の衝撃の強さのバランス。 周期バランス:足が前方に動く時間のバランス。 加速度:足の動きの単位時間あたりの速度の変化率。